歪みとはディストーション!!
エフェクターやエフェクターボードのお話をしてきましたが、筆者の好物でもあるディストーション
ちなみにエフェクターボード
エフェクター(歪み)
さて、オーバードライブのお話でも書きましたが基本的にはオーバードライブより歪むのがディストーション
distortion(ディストーション)という言葉は名詞で、歪(ゆが)み、ねじれの事です。
オーバードライブとの区別も非常に曖昧で、メーカーがその機種にどのような名前をつけるか?どう位置づけするか?
使う本人がどういう狙いで使用するかで変わってきます。
製造者、使用者がこれはディストーションだと言えばそれはディストーションなのです。
ディストーションの誕生、3大機種
MXR Distortion+
ディストーションという名が最初に使われたのは、MXRのM104 Distortion+
筆者も以前所有してましたが、このエフェクターと言えばランディ・ローズ(Randy Rhoads)
BOSS DS-1
同じ頃にBOSSもDS-1 “Distortion”を発売。OD-1発売の翌年の1978年に発売している事から、歴史的にはオーバードライブもディストーションも同じ年代に開発されていたんですね。
筆者も2台所有しておりますが、個人的にはDS-1と言えばカート・コバーン(Kurt Cobain)のイメージが強いです。
PROCO RAT
1978年にはこれもディストーションペダルの定番、RATも誕生しています。
ジェフ・ベック(Jeff Beck)も愛用していました。
日本では、あの布袋寅泰さんも1986~1987辺りで使っていました。
布袋さんと言えば
愛されるRAT
上記3大機種の中でもヴィンテージから現行まで幅広く種類があり固定のファン層がいるRAT
ラージボックスと呼ばれた時期の後、いわゆるRATとして広く知られるようになったスモールボックスが製造され、このモデルもロゴの違いなど何度かの仕様変更を経てRAT2、Turbo RATなどへモデル・チェンジされています。
Black Face
FILTERというトーン・コントロールが、通常は右に行くほど高域が出るモデルが多い中、右に回すほど、高域を絞る設計になっています。
Black Face LED↓LEDが付いて使いやすく。
White Face
Black Faceに比べ、低域が少し削られていて、図太く歪ませても、モコつかないというか、RATならではの持ち味を生かす感じです。
RAT2
最も多く見かけるRATがこれだと思います。サウンドは感覚的にほぼWhite Faceに近い印象です。
Turbo RAT
最も強烈なRAT。RATとほとんど同じ回路ですがクリッピング(回路)ダイオード(パーツ)が変更され、アグレッシブな音を出します。
筆者はこちらを所有しております。
おすすめディストーション
いくつかご紹介したいと思います。
Suhr Riot Distortion
どこまで行っても分離感が損なわれず、かなり深く歪ませてもアタック感、コード感を出すことが出来ます。
ハムバッカー、シングルコイルを問わず、どんなギターにでもよく合います。
JHS Pedals Angry Charlie V3
これ、個人的にかなりオススメです!
ハイゲインエフェクターの中でも音のクオリティはトップクラス、音作りの幅も広いです。
ゲインを下げればクランチ、オーバードライブとして使用出来、イコライザーの効きもかなり良いです。
BOSS Distortion DS-1X
名機と言われていたDS-1から進化。ノイズがかなり少なくなり、HIGHとLOWの2つのコントロールが追加されたことで、細かいセッティングが可能となりました。
BOSS Metal Zone MT-2
個性的で強力なゲイン。どんなアンプでも重厚感のあるサウンドに変えてくれます。
HUMAN GEAR FINE Distortion
ディストーションの中でも倍音成分が強く、ファズテイストが強いです。
Mad Professor Mighty Red Distortion
シンプルなコントロールでヘビーなサウンドでもクリアさや鮮明さが得られるように調整されています。
まとめ
今回もほんの一部です。歪みには個性が出ます。
ジャーンと鳴らした瞬間に、「あいつの音だ!」なんて言われるように歪み探求の旅に出るのも良いかもしれません。