セルフRECでも使える!ドラムレコーディングにオススメのマイクまとめ

2020-08-04

こんにちわ!ドラマーであれば一度はセルフレコーディングしたいな、、、って考えた事あるかな?と思います。でもマイクとかわからないからとりあえずスタジオのボーカルマイクをたくさん立てて、、、なんてしたことありませんか?今回はちょっと気をつけるだけでドラムレコーディングのクオリティーがワンランクアップする豆知識をご紹介します!

1. マイクには「特性」がある

マイクってたくさんありますよね?何が違うのか?「特性」が違うのです。各マイクの説明書やオフィシャルの商品ページにはほぼ掲載されています。んじゃ特性ってなんだ??ってなるかと思いますので広く浅く、さらっと説明しますね!

特性その1「指向性」

マイクには大きく分けて、「単一指向」「超単一指向」「双指向」「無指向」と4種類の指向性のマイクがあります。マイクによっては本体にハートみたいな絵で指向性が書いてあったり、少し高価なコンデンサーマイクなどはこれらを切り替えたりできるものもあります。

どんな「特性」かといいますと、マイクをまっすぐ向けた先のどれくらいの範囲の音を拾うことができるか?なのです。マイクを中心に左右前後この辺の音までしっかり拾いますよーというのがマイクに書いてあります。

ドラクエだったら、敵単体にしか効かない「メラ系」なのか、敵グループに効く「ギラ系」なのか、敵全体に効く「イオ系」なのか、、、、あれ?、、、わかりにくくしてしまったかもしれませんのでこの辺で、、、、、(汗)

話を戻しまして、たくさんのドラムキットが集まるドラムセットではタムに立てたマイクにシンバルの音がすごく入ってしまう、、、スネアのマイクにハイハットの音が入ってしまう、、、なんてこともあるのでキット単体の音を集中して録りたいですよね?ならば「単一指向」もしくは「超単一指向」を選ぶと良いでしょう。個人的には「超単一指向」がオススメです!

特性その2「周波数特性」

これもほぼ事前に知ることができる情報です。「周波数特性」とは集音する対象の音をより良く聴かせる為に事前に不要な周波数をカットしたり、ブーストしたりしてマイク自体に集音する周波数がカスタマイズされている特性のことです。

バスドラムだったら低音がでて、アタックもバチッとなってほしい。シンバルだったら高域がキレイに聴こえてほしい。最終的にはもちろんエンジニアさんだったりご自身がDAW上でEQ(イコライザー)を使いますよね?これをある程度事前に補ってくれるのが周波数特性です。まさにイコライザーをかけたような特性がすでにマイクにはあるのです!

ちょっとDAWを触ったことがある人なら、あー!そういう事!とお気づきになるかもしれませんね。

2. 各キットに適した「特性」とオススメマイク

バスドラム

やはり低音がしっかり録れてほしい、でもバチッ!としたアタックもほしいですね。そんな希望に応えてくれるマイクはこちら!

Audio-Technica(オーディオテクニカ) ATM25

正直かなり万能です!いい感じに高域のアタック部分が強調されていて、何もしなくても「バスドラ」の音になります。個人的にはこれ1本で十分使えます。

AKG(アーカーゲー)D112 MKⅡ

ATM25に比べて低域が少し強調されるイメージです。低音もしっかりとしたサウンドを必要とするならばオススメ!

AKG D112MK2 【国内正規2ヵ年保証】

SHURE(シュアー)BETA52

PA業界ではキックマイクの王道とも言われてるマイクです。低音はライブハウスでも響かせる重低音、かつアタックの部分もしっかり聴かせる事ができます。

SHURE BETA 52A 【安心の正規輸入品】

スネア

SHURE SM57

ザ・王道です。大抵のスタジオには必ず置いてあるマイクですね。程度よく高域のピークがありスネアだけでなくタムはもちろんギター、ボーカルで使用する人もいるくらい、とにかく万能なマイクです。

SHURE SM57-LCE 【安心の正規輸入品】

AKG C391

スネアにコンデンサーマイク!ちょっと変化球ですが、ハイピッチのスネアなどヌケの良い音を録りたい場合はオススメ。

タム

SENNHEISER(ゼンハイザー) MD421 MK2

昔からタムといえば421!通称クジラと呼ばれるかっこいいフォルムはたまらないですねw 意外と中域から低域がフラット(特性がない)ので初心者の方にはちょっと扱いにくいかもしれません。

SENNHEISER MD421 II 【国内正規品・2年保証】

LEWITT(ルウィット) DTP340 TT

個人的にオススメはこれ!割と新しいマイクですが、立てるだけで抜けの良いタムの音になります。マイク自体のサイズも小さく、セッティングの邪魔にもなりません。

ハイハット

SHURE SM57

スネアでもご紹介しましたが、やはりザ・王道です。ハイハットの高域を捉えつつも強調しすぎず、キット全体の馴染みは抜群です。

AKG C451 B

ハイハットマイクの超定番。気持ちの良い高域が特にクローズ時に発揮します。

オーバーヘッド・トップ

AKG C451 B

ハイハット同様に超定番です。シンバルの音を特にしっかり録りたい!って方にはオススメです。

AKG C414

個人的にはかなりオススメマイクです。シンバル系の音もしっかり録りつつ、スネア、タムなどの空気感もしっかり録れるのでミックス時にドラムキットがぐっとまとまります。

AKG C414 XLS 【国内正規3ヵ年保証】

3.まとめ

上記の「特性」はもっと詳しく調べればキリがないのですが、この「特性」を活かしたマイク選びができればミックスの知識がなくても「録り音」がよければワンランク上のサウンドを作ることができます!

もちろんレコーディング・エンジニアさんはこれらの知識と経験が桁違いですので、レコーディングする機会があればそんなマイク選びの話などしてみるのも楽しいかもしれません。ドラムレコーディング用のマイクセットなど貸し出ししているスタジオもありますので参考にしてみてはいかがでしょうか??