超初心者向け!最初に知っておけば上達しやすい。演奏やアレンジの幅も広がる、ほんの少しだけ音楽理論。

これからギター やピアノを始める方、聞きながら音を探したり、ネットなどで抑え方検索したり、動画を見て手元を確認したりと、チャレンジの方法は様々だとは思いますが、音階(スケール)和音(コード)をある程度理解出来ればより楽しくなります。
私自身、自分が歌うため程度ですが、ギター を弾いております。
え?難しい!面倒臭い!と思うかも知れませんが、実は抑え方や弾く場所を暗記するより理解をした方が格段に早いのです。そんな事を非常~~~に簡単にお話してみようと思います。

音階とは

簡単に言ってしまうと、ドレミファソラシドです。この7つの音のことです。(ドはオクターブ上の同じ音)
ド、レ、ミ‥の呼び方が親しみやすいと思いますが、専門的に音楽をやる中では
C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)と表されます。

国別では‥

音階って国によって呼び方が違うんですよね。
ド、レ、ミ‥はイタリア語です。
C.D.Eは英語。日本では、ハ(ド)、ニ(レ)、ホ(ミ)、ヘ(ファ)、ト(ソ)、イ(ラ)、ロ(シ)
ドイツではツェー(ド)、デー(レ)、エー(ミ)、エフ(ファ)、ゲー(ソ)、アー(ラ)、ハー(シ)です。
クラッシックではドイツ読みを使うこともあるらしいですね。。

音の間隔

メジャー


この画像が、小学校などで最初に習うスケール。
ドレミ‥で、これがメジャースケールです。この場合Cメジャースケールになります。日本名ハ長調。
お気づきでしょうが、隣同士の音の間隔が均等ではないのです。
ド(C)→レ(D)のように鍵盤(この場合は黒鍵)が一つある状態の間隔を全音と呼び、ミ(E)→ファ(F)のように間に鍵盤がなく、すぐ隣の間隔を半音と呼びます。
ギターの場合は隣のフレットまでを半音その先2個上(下)が全音。演奏する時に「1音上(下)』と言われれば、全音の間隔を指しています。
メジャースケールとは
全音⇄全音⇄半音⇄全音⇄全音⇄全音⇄半音
の間隔での音の並びのことです。どこから始めてもです!例えばレ(D)からこの間隔でを音並べると、それはDメジャースケールです

マイナー


これはマイナースケールの画像です。わかりやすく黒鍵を使わないラ(A)、Aマイナースケールです。
こちらは

全音⇄半音⇄全音⇄全音⇄半音⇄全音⇄全音

この並びで音を出せばマイナースケールです。
おっと!!勘の良い方なら‥

音階は二重人格

そうなんです。もう一度同じ画像を並べて見ます。


お気づきでしょうか?
黒鍵を使ってないCメジャー、Aマイナー、同じゃない?
同じなんです。
Cメジャースケールを2オクターブ並べた時に、6番目のA(ラ)から始めるとAマイナースケールが存在しているのです

これが永遠と続きます。
何だか人間と同じですよね。普段は明るい人でも、ナイーブな内面があったり、普段おとなしい人でも明るい一面があったり。
Cメジャーの曲にマイナーのフレーズを入れようとした時にCマイナースケールを弾いてしまうと、画像でも説明したように、音の間隔が変わるため、Cメジャーでは使えない音が入ってきます。別人なのです。
暗いときは別人格のAマイナーと呼ばれます。二人は同一人物なのです。
このように、まずは音の間隔を覚えてみると、後々理解度が増していくと思います。このスケールの中から複数の音を同時に出した音が和音(コード)になります。
またの機会に音階(スケール)を踏まえつつ和音(コード)のお話もして見たいと思います。