DTMの走り、カセットMTR
今では当たり前に使われるようになったDTMという言葉。
デスクトップミュージックの略で、簡単に言うとパソコンを使って音楽を製作する事です。
最近、テレビを見ていて、カセットテープの音が良いと言っている音楽プロデューサーの方がいて、番組内で盛り上がっているのを目にしました。
さらに偶然にも有名ミュージシャンがカセットMTRを紹介している動画を見てしまいました。
筆者も懐かしくなってしまいました(笑)
という事でそんな思い出話を。
MTRって?
マルチトラックレコーダーの略で複数のトラックを録音出来る機械の事です。
自宅で制作出来るものとして広がったのはカセットテープからだと思われます。
ここから、MD、内蔵ハードディスク、SDカードなど、記録するメディアが進化し、今ではパソコンでのデータ管理、やり取りが主流です。
カセット
私は、先に出した画像とこちらの画像のもの、2台所有してました。
なぜかは思い出せません。
カセットのMTRはハイポジション専用だったり、テープを巻き取る速度が倍だったりと色々とありましたが。
私も手にした時は未成年の頃。
当時入学した専門学校では、ボーカルコースの私たちは言われませんでしたが、ギターやベースコースでは講師の方から購入を勧められたそうです。
そんな話を耳にして私も購入しました。
そこで一緒に購入したのが
ドラムマシーン
当時使っていたのは
こちらです。
これでドラムフレーズを考えて打ち込み、それを録音。他の楽器は自分で弾く。
そして歌う。なんて感じで何曲作ったでしょう(笑)
当時通っていた専門学校の休み明けの課題提出に出した曲が選出され、在校生や某有名レコード会社の方の前で流される。なんて事もあり、私は恥ずかしく、その日休みました。
しかし今のように編集が出来ないので、演奏しきる、歌い切る、しかありません。
隙間があればパンチインで途中から録音出来るのですが、自分で弾きながら、歌いながらRECするのは大変です。
トラック数も少ないので1トラック空けておき、先に録ってある3トラックを1つにまとめるピンポン録音などを駆使して頑張っていた記憶があります。
MD
私がカセットMTRを手にした頃は、すでに後期だったようで、すぐにMDのものが出ていました。
この頃は、短い期間ですが当時やっていたバンドで8トラックのものを所有してデモ音源を作ってました。
スタジオに持ち込んでドラムもマイク立てて録っていましたね。
ハードディスク内蔵
この頃になると、自分たちでセルフレックに挑戦する人が増えて来ました。
私も
こちらを先輩からお借りして、バンドを録ったり、オーディション提出の音源を作ったり。
こちらを借りて友人の劇団で使う曲を一人で全て演奏し、作ったりもした記憶があります。
この頃から、編集やエフェクト処理など出来ることが増えてきてました。
最終的に自分ではこちらを所有してましたが、あまり活用していませんでした。
SDカードなどによるコンパクト化
この頃から少し用途が変わって来たかもしれません。
ライブなどでシーケンスと同期して演奏する際に、PC以外の選択肢としてMTRを持ち込む人も増えて来ました。
今現在も結構いるはずです。
私が使っていたのはこちら
かなり薄くて軽量でした。ライブでの同期音源用。それ以外は本当に簡単なデモを作ったくらいです。
そうこうしているうちに今はDAWソフトで音楽制作をする事が主流になっています。
まとめ
ずらずらと思い出を語るような記事になりましたが、私自身は世の中のMTRがMDになったあたりから、本当に必要に駆られなければ、曲を録音する事がなくなり、バンドメンバーに提出する際はリハーサルスタジオで生で演奏し、そこでセッションのように重ね合い作る事に魅力を感じ、その方が早いプレイヤーとしか演奏をして来ませんでした。
そんな状態で、必要な場面のために利用してた感じなのでそこまで深い知識もなく、ただ紹介しただけになってしまいました。
今、若い世代でもカセットテープに興味を持つ人もいるみたいですね。フィルムカメラが流行ってるみたいな感覚なのでしょうか?
実は私もまだギリギリカセットテープが購入出来る頃、お気に入りのCDをカセットにダビングしまくってた事を思い出してしまいました。