アコギの音をアンプで出そう!アコギ用ピックアップの種類と音色まとめ

2020-07-21

以前、アコギのお話をしたのですが

ライブハウスや大きな音を出せる環境ではスピーカーからガツンと出したいですよね。
ギターにマイクを向けて音を拾う方法もあり、実際レコーディングではほとんどがこの方法ですが‥この場合マイクとの距離もあり、弾きながら動けません。
ライブでとなると、少し窮屈ですよね。バンド演奏の時はアコギに向けたマイクが他の楽器の音を拾ってしまう場合もあります。
そんな時に便利なのがピックアップ

初めからピックアップが内蔵されているアコースティックギターはエレアコと呼ばれています。
ピックアップが付いていれば、そこからアンプに繋げる事も出来ます。
通常はPA卓にケーブル(シールド)で信号を送り、歌などと同じスピーカーから音を出す、ライン出力という方法が多いです。
アコギは生楽器なのでピックアップ選びも重要になり、逆に自分に合った好みの物を付ける事が出来ます。
今回はアコギ用ピックアップのお話

ピックアップの種類

ピエゾタイプ

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ギター のブリッジの裏側に設置します。

このようにギターのデザイン性を損なう事がないので市販のエレアコに搭載されている事が多く最もスタンダードなタイプです。
ただ後から付ける場合、シールドを差し込むジャックをギターボディのストラップを付けるエンドピンに付けるため、音の信号を拾うブリッジサドル部分とエンドピン部分に穴を開け加工する事になります。
音色は弦の一番張っている部分から直接振動を拾うため、立ち上がりが早く、高音が強調された音です。「シャリ〜ン」って感じでしょうか。

マグネットタイプ

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FISHMAN フィッシュマン アコースティックギター用ピックアップ Rare Earth Humbucking Active Soundhole Pickup
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磁石とコイルが弦の振動を電気信号に変え、出力します。
構造はエレキギターと同じです。


サウンドホールに固定して設置するものが多く、取り付けが簡単。ジャック部分とピックアップ本体から配線されているケーブルをテープか何かでボディに固定すれば、用途や気分に合わせて別のマグネット式のピックアップとも弦を外さずに交換出来ます。
見栄えが気になる場合、ピエゾタイプと同じように配線を中に通してジャックをエンドピンに加工出来ます。※この場合は穴を開け設置するため、簡単に他との交換は出来ません。

音色は

画像のように直接弦に触れず、ブリッジより弦の張りが緩いところから音を拾っているためピエゾよりは柔らかめでウォーミーな感じでしょうか。
※マグネットタイプはスチール(鉄)弦の振動を拾う構造のため、ガット(ナイロン)弦は集音出来ませんのでご注意ください。

コンデンサーマイク


ボディ内部に、感度の高いコンデンサーマイクを取り付ける事でアコギ特有の空気感を出す事が出来ます。ただ、前述の2つと比べると、マイクが他楽器の音を拾い、ハウリングを起こしやすい難点もあり、扱いは上級者向けかも知れません。大音量のバンドよりもアコースティックセットの方が活躍出来るかも知れませんね。

デュアルシステム


FISHMAN RARE EARTH MIC BLEND フィッシュマン レアアース マイクブレンド [並行輸入品]
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これはピックアップとコンデンサーマイクのブレンドです!
ピエゾ+コンデンサーマイクやマグネット+コンデンサーマイクという風にお互いの良いところを融合させたもの。前途のハウリングなども考慮し状況や好みに合わせてブレンド具合も調整出来ます。

その他

ライブなど、多くはアコギ側(自分の位置)からPAミキサーにD.I(ディーアイ)=ダイレクトボックスなどを使ってPAミキサーに信号を送り、現場の音響オペレーターに音を出してもらいます。が…

プリアンプ/D.I(ディーアイ)

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このような物で、自分の手元(足元)で好みの音を作り、オペレーターに送る事も出来ます。
いろいろな機能がついている物もあり、音作りの幅も広がります。

まとめ

アコギはあくまでも生の音、楽器本体、その個体の音が重要になるとは思いますが、その生音を如何に良い状態で出すか?如何に場面毎の出したい音に近づけるか?そのためにはピックアップも重要なアイテムになってきますね。